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木村リア 

INTRODUCTION

Leaving  他

日本とポーランドという二つの祖国を持ち、ワルシャワをベースに活躍する木村にとって、ルーツをなす二つの文化を行き来しつつ、そのアイデンティティを確認する作業はより切実なものであり、それは作品の背景をなす重要な要素ともなる。比喩と抽象化の中間領域を模索し、様々な実験的技法を用いながら人間や世界の存在について考察すると語る木村の平面作品において、生と死や疎外、希望、記憶など感情と関わる質が露わとなり、憂愁と崇高さの間を揺れ動く。

​作家ステイトメント

最新のシリーズでは、過去と現在をつなげようとしています。 私は過去の絵画に触発され、故意に過去という「霧の後ろ」にそれを示しました。キャンバス上のぼやけた画像(古い、ぼやけた記憶など)に直面して、手でそれらに触れることで、感情とエネルギーを伴いつつそれらを身体化できます。そのことは、厚塗りで透明な絵の痕跡によって象徴されています。 子供の頃から、私は非常に敏感で、移ろい行くことを恐れ、重要なトピックについて哲学的な考察を行っていました。 私の作品では、理論的に不可能なもの、つまり過去を変えたり、変形させたり、文字通りキャンバスに触れて適応させたりすることを試みています。情報とシンボルの担い手です。現代美術家として、私たちが知っている物語(芸術の歴史と創造性に影響を与える私たち自身の経験との両方)を修正できるように思えます。 絵画には過ぎ去ったものへの憧れがありますが、同時に過去の感覚的認識への好奇心も伴います。

PROFILE

日本生まれのポーランド人画家、ファッションデザイナー。木村の作品は、主に彼女の出生地、アイデンティティの探求、そして死、疎外、希望の経験から得られる強い感情と関連している。彼女の絵画は、伝統的な表現形式と実験的なアプローチの双方からなり、比喩的な身体と 抽象性が創造的な考察の重要なテーマとなった。2016年より作家活動を開始、ワルシャワ在住。約40の個人コレクション(ドイツ、イギリス、日本、スイス、ポーランド)。

最新作につきタイトル要確認.jpg

参加会場

船場エクセルビル

〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目2−11 船場エクセルビル 4F

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